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旧宮塚町住宅について
旧宮塚町住宅は、戦後復興期の深刻な住宅不足の対策として建設された元芦屋市営住宅の建物です。
この建物の最大の特徴は、日華石(凝灰岩)による石造の外壁で、石材間に鉄筋を通して補強する構造となっており、このような石造の集合住宅は、全国で唯一の事例と考えられています。
石造となった理由としては、昭和20年代に建物(都市)の不燃化が検討される中、当時のセメント不足に対する試行策として、外壁の材料にコンクリートではなく、石材を用いたためと推測されています。時代が経過し現代の生活空間にはあわない間取り構成であったことや内装老朽化にともない、平成29年に市営住宅としての用途を終えました。
以降、建物を残した上で、芦屋には「働く」という機能の場所が少ないことから、そのイメージを象徴する「工房」の集まる施設として活用する運びとなりました。耐震改修工事や内装等のリノベーション工事を経て、令和元年からは各部屋をものづくり職人や紅茶専門店に賃貸し、現在旧宮塚町住宅は新たな役割を持ち、運営が続けられています。
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〒659-0062
兵庫県芦屋市宮塚町12-24
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